S660に乗っていながらも、ロードスターや86、シビックタイプRなど、他のスポーツカーが気になってしまうという方も多いのではないでしょうか。S660から別のクルマへの乗り換えを検討したとき、リセールがどのくらいなのかは押さえておくべきポイントです。そこでこの記事では、S660のリセールバリューをご紹介します。より査定が有利になるオプション装備もご紹介しますので、最後までご覧ください。
S660とは
2015年に登場した軽自動車のミッドシップオープンスポーツカーです。本格的なスポーツカーとして専用のターボエンジンを持ちながら、軽自動車らしく燃費の良さも兼ね備えており、WLTCモードで20.0km/L(CVT)20.6km/L(6MT)と低燃費なのも魅力です。惜しくも2022年3月に生産終了となってしまいましたが、国産車において同クラスのライバルは不在といえるほど、希少な存在で中古市場においても高い人気があります。
S660のリセールバリューは良い?
結論からお伝えすると、リセールバリューは良いです。1年後のリセールバリューで68%〜86%、3年後のリセールバリューで46%〜58%と高水準を維持しています。さらに、ATよりもMTの方が12万円ほどリセールが良いです。また、ボディカラーでは、プレミアムスターホワイトパールとナイトホークブラックパールの2色のリセールが高くなっています。S660の場合、買取に影響する走行距離は7万km台が1つの目安となります。走行距離が少なければその分、査定額は10〜20万円ほど高くなる傾向があります。
S660で人気のグレード
ここからはS660のグレードを人気順にご紹介します。
α
S660の上位グレードです。ボディカラーの選択肢がベースモデルのβよりも豊富なのが特徴です。また、シートヒーターやアルカンターラと本革が組み合わされたステアリングホイールのほか、スポーツレザーシートやステンレス製スポーツペダルなど、スポーツカーを堪能したいドライバーから高い支持を得ています。
モデューロX
S660の最上級グレードです。ドリフトキングこと土屋圭市氏が開発アドバイザーとして関わるホンダ純正のコンプリートカーです。走りにとことん拘ったモデルとして、グリル一体型フロントバンパーやアクティブスポイラーのほか専用設計のサスペンションなどが装備されています。より上質な走りを求めるドライバーに人気のグレードです。
β
S660のベースグレードです。装備面が簡素化されており上質さは味わえませんが、パワーユニットは上位グレードと変わらないため、素のS660を楽しむには十分な機能を備えています。軽自動車として普段使いにアクセントを求めるユーザーから人気のグレードとなっています。
高額査定が狙えるオプション
ここからは、装着されていると高額査定が望める3つのオプションをご紹介します。
無限エアロ
S660が持っているスポーツカーとしての魅力をより高めるオプション装備です。見た目が引き締まるほか、クルマ周辺の空気を整流する効果を持っているため、直進安定性が高まります。無限はホンダ車専用のアフターパーツメーカーのため、S660本来の魅力を損なわないエアロとして査定でも有利になります。
マフラー
スポーツカー必須のオプション装備の1つです。純正品ではやや大人しい印象がありますが、社外品を含め、S660のキャラクターを底上げするマフラーは査定でも良い値段がつく傾向があります。
車高調
スタイリッシュさを追求する方に人気のオプション装備です。全高が低いクルマだからこそ、ホイールハウスの隙間を埋めてスポーティな味わいを堪能するドライバーも多いです。過度なものはかえってマイナスに働く可能性もあるため、気になる場合は査定時に確認すると良いでしょう。
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まとめ
S660は中古販売のみになった今でも、高いリセールバリューを維持しています。ただし、中古車市場は常に動いており、いつ今の高値が崩れてしまってもおかしくありません。少しでも良い条件で売却をするなら、今査定に申し込み、現在の価値を確認しておいて損はありません。無料で利用できるスポーツカーラボで査定してみてはいかがでしょうか。