アルピーヌA110のようなライトウェイトスポーツカーに乗っていると、ポルシェやスープラ、GT-Rなどより刺激的なモデルに目移りしてしまうものです。次の一台を決めるにあたり、今の愛車がいくらになるのかリセールバリューが気になるのではないでしょうか。そこでこの記事では、アルピーヌA110のリセールを最新の市場動向をもとにお伝えします。さらに、高く売却するためのポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
アルピーヌA110とは
アルピーヌA110は、ルノーのスポーツブランドとして1955年に設立されたアルピーヌの歴史を受け継ぎ、2017年に登場したスポーツカーです。日本国内では、2018年に発売が開始され、累計800台以上の販売実績を誇ります。
歴史・特徴
・歴史
1963年にラリー選手権で一躍有名となった初代A110がデビューしました。1978年にはフランスを代表する24時間耐久レースのル・マンで優勝を飾るなど、スポーツカーとしての地位と実績を確固たるものにしてきました。その後もA310、A610とモデルチェンジを果たしながら進化を続けましたが、1995年にA610が生産終了となり、アルピーヌの歴史も一時ストップとなったのです。しかし、2017年に現行型のA110がデビューし、世界のスポーツカーシーンに衝撃を与えたのは記憶に新しいところです。
・特徴
現行型のA110はミッドシップエンジンを搭載し、前後バランス44:56とドライバーを中心としたスタイルを体現しています。さらに、96%がアルミ素材でできており、その車重は1,110〜1,120kgと普通車よりも軽自動車に近い存在です。徹底した軽量化の証として、スポーツカーでありながら、WLTCモード14.1km/hと低燃費で経済的にも有利なのもポイントです。
ボディサイズは、全長4,205〜4,230mm、全幅1,800mm、全高1,250mm、ホイールベース2,420mmとライバル車よりもコンパクトですが、1.8L直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを搭載しており、力強くキビキビとした走りを楽しめます。
また、ボディカラーが29色、キャリパーやオプションなどの組み合わせが可能で、全2万通りから自分好みの1台を選べます。
グレード
現行モデルには3つのグレードが用意されています。基本的な装いは共通ですが、搭載エンジンや内装に違いがあるため、詳しくご紹介します。
・A110
アルピーヌA110のベースグレードです。最大出力252ps/最大トルク320Nmを発生するエンジンを搭載しているため、街中などの低速走行でも扱いやすく、軽快感を感じながらのドライブが可能です。
・A110GT
旧モデルのリネージを元に、全体のバランスを高めたグランドツーリンググレードです。ベースグレードとは搭載しているエンジンが異なり、最大出力300ps/最大トルク340Nmを発生します。また、リクライニング機構付きの本革シート採用により、長距離でも楽に運転できるのが特徴です。
・A110S
アルピーヌの中で最もスポーティに仕上げられている最上級グレードです。搭載エンジンはGTと同様ですが、バネ剛性が高いシャシースポールにより、よりブレの少ないドライブを可能にしています。内装にはバケットシートとマイクロファイバー素材があしらわれており、スポーティな雰囲気を高めています。
アルピーヌA110のリセールバリューは良い？
非常に高いリセールを維持しています。具体的に現在販売されているグレードのリセールバリューで数値を見ると、68.4%〜76.3%です。最もリセールが高いグレードは「GT」となっており、高出力エンジンと所有満足度を高めてくれる本革シートなど、バランスの良さが人気の秘訣といえるでしょう。
高く売却するためのポイント
ここでは、アルピーヌA110を高く売却するために3つのポイントをご紹介します。
エアロキット装着（A110Sオプション）
A110の走行性能をさらに引き上げるオプション装備です。装着することで0-100km/h加速が非装着車の4.5秒から4.2秒に上がり、最高速度も260km/hまで上限がアップします。また、ダウンフォースに大きく貢献するため、走行安定性が高まります。より自由自在なドライブを楽しみたいユーザーから支持を得ており、売却時にも有利に働くでしょう。
走行距離
特にスポーツカーで注視される部分で、走行距離は売却に大きく影響します。その理由は、過走行車は購入後のメンテナンス費用がかさむ傾向があるからです。専用のパーツで構成されているアルピーヌA110は、不具合が起きたときの対処に汎用性があまりありません。パーツの在庫がない場合、本国から取り寄せとなるため、その分のコストもかかるため、低走行であることは売却において大きなメリットです。
定期的なメンテナンス
フランス車であり、ディーラーが自宅近くにないと、故障リスクに不安を覚えるドライバーも多くいます。また、メンテナンスを怠りエアインテークに詰まりなどがあると、真夏の場合、オーバーヒートを起こす可能性も考えられます。そのため、定期的なメンテナンスの実施は、売却する上で必須とも言える要素の1つです。
アルピーヌA110の売却ならスポーツカーラボに査定を依頼
アルピーヌA110は自在なステアリング操作と、刺激的なサウンドが楽しめるほかにないクルマです。だからこそ売却の金額にもこだわりたいと考える方も多いでしょう。実際に査定を依頼するとき、ディーラーでは期待通りの金額は望めず、一括査定では営業電話やメールの対応が億劫になりがちです。そこでおすすめなのが、スポーツカー専門の買取サービス「スポーツカーラボ」です。スポーツカーだけを20年以上取り扱ってきた実績と、最新の相場をもとに査定額を出すため、実際に他社よりも200万円以上高く査定額を出した事例もあります。無料で査定が可能なため、現在の価値を知るなら候補に入れておいて損はありません。
https://www.sportscar-lab.com/kaitori/
まとめ
アルピーヌA110は、ライバルの筆頭であるポルシェと同等またはそれ以上の魅力に溢れたクルマです。スポーツカー好きなら誰しも惹かれる刺激的なサウンドで、ステアリングを握る手も自然に力が入ってしまうでしょう。そんなアルピーヌA110は、中古市場においても高い評価を受けており、リセールも良い状態が続いています。しかし市場は常に動いており、いつ価格に変動が起きてもおかしくありません。そのため現在の価値を把握することは、損のない乗り換えでは重要です。査定を依頼するなら、高い専門性と実績を備えたスポーツカーラボに申し込んでみてはいかがでしょうか。
